無料レポートのジャンルとネタ探しが完了すれば、いよいよ無料レポートの作成になります。
今回は具体的な無料レポートの作成方法、そしてあると便利なツールも併せてお伝えします。
無料レポートのフォーマットを決める
『無料レポートといえば文章』というのが一般的なのですが、実は文章だけである必要はありません。
むしろ文章だけの場合、既存の無料レポートとの差別化ができないため、ダウンロードしたユーザーの満足度が低くなり、メルマガを送っても解除されてしまう可能性があります。
そのため、新しく無料レポートを作成するのであれば、動画や音声を組み合わせたものを作成することをおすすめします。
動画や音声で無料レポートを作るメリット
動画や音声でコンテンツを作るメリットとして、
・文字で書くとややこしいことが、簡単に理解してもらえる
・情報発信者に対する信頼度が上がる
・情報発信ができるメディアが増える
などがあります。
さらにYouTubeやスマートフォンのおかげで、ユーザーはネットで動画コンテンツを視聴することに対してのハードルが低くなっている点も良い方向に働いています。
例えば、PCでWEBサイトやPowerPointなどの資料を表示しながら、コンテンツ用の解説動画を作りたい場合には、まず無料でできるScreenpressoを使ったり、クオリティーの高い編集をしたい場合にはカムタジアスタジオを使うこともできます。
カムタジアスタジオ(Camtasia Studio)は、動画作成・編集ができるソフトです。 主にPC上の操作を動画スクリーンショット(録画)、そして多種多様な編集ができるのがポイントです。 ただ、 「 ... 続きを見る動画制作でカムタジアスタジオを使うメリットとインストールの方法
無料レポートスタンドで、無料レポートの登録する際の形式はPDFファイルになりますので、PDFファイル内に動画や音声リンクを貼り付けるが、専用WEBサイトを構築して、そちらへのリンクを貼り付けて提供するのがオススメです。
無料レポートのフォーマット
無料レポートのフォーマットは、
・はじめに
・目次
・本文
・あとがき
この4つで構成するのが標準的です。
はじめに
「はじめに」にあたる部分には、無料レポートについて著作権や使用する上での注意書きを記載しましょう。
■「はじめに」の例
『○○○○の19のノウハウ』(以後、「レポート」)を利用するに際しては、次の条件を遵守してください。 ・このレポートに含まれる一切の内容に関する著作権は、レポート作成者である鶴田博之(以後、「レポート作成者」)に帰属し、日本の著作権 法や国際条約などで保護されています。 ・著作権法上、認められた場合を除き、著作権者の許可なく、このレポートの全部又は一部を、複製、転載、販売、その他の二次利用行為を行うことを禁じます。 これに違反する行為を行った場合には、関係法令に基づき、民事、刑事を問わず法的責任を負うことがあります。
・レポート作成者は、このレポートの内容の正確性、安全性、有用性等について、一切の保証を与えるものではありません。また、このレポートに含まれる情報及び内容の利用によって、直接または間接的に生じた損害について一切の責任を負わないものとします。
このレポートの使用に当たっては、以上にご同意いただいた上、ご自身の責任のもとで利用いただきますようお願いいたします。
目次
無料レポートは、文字数にしても万単位、ページ数にすれば数十〜数百ページになるものもあります。
そのため適当に書き始めると、論点がずれてしまったり、内容があちこちで重複したりと、ユーザーにとって分かりにくいものになることがあります。
そのため無料レポートを書き始める前に、全体の構成を考えるのと同時に、目次を作成してしまいましょう。
本文
目次ができていれば、ブログを書くような感覚で本文は書いていけばOKです。
注意点としてはた、「レポート」を書くわけですので、「〜良いよー。」「〜上手くいくと良いよね〜。」のような馴れ馴れしい、フレンドリー過ぎる表現は使わないようにしましょう。
あとがき
無料レポート全体に対するまとめ、後は自分のWEBサイト(ブログ)のリンク、質問などの問い合わせ先などを記載しましょう。
無料レポート作成に便利なツール
Wordファイル作成ツール
PCにMicrosoft Wordがインストールされていない場合、無料の互換ソフトを利用しましょう。
LibreOffice
LibreOfficeは、Microsoft Office互換ソフトで、WordにあたるWriter、ExcelにあたるCalc、PowerPointにあたるImpressなど、ビジネスで使うものがセットになっています。
うれしいことに標準で日本語対応しているため、使い方で迷うことがなくて便利です。
ダウンロードサイト
PDFファイルへの変換
無料レポートは、Wordファイルではなく、PDFファイルに変換して、無料レポートスタンドに登録する必要があります。
PDFファイルへの変換にはいくつか方法がありますので、分からない方は下記でチェックをしておきましょう。
無料レポートをPDF形式に変換する3つの方法
無料レポートスタンドに作成したレポートを登録する際に必要になるのが、ファイルのPDF変換です。 無料レポートスタンド最大手のメルぞうをはじめ、ほとんどの無料レポートスタンドは、PDFファイルのみの登録 ...
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無料レポートの表紙作成
無料レポートのタイトルと共に、ダウンロードされるかを左右するのが表紙です。
他の無料レポートに比べて目立つデザイン、かつ見た目がプロっぽく見えるものを作成しましょう。
自分で表紙をデザインする場合には、デザインツールのCanvaを利用するのがオススメです。
Canvaには、表紙に使えそうなプロがデザインしたテンプレートを無料で公開されており、さらにデザインカスタマイズもCanva上で行うことができます。
そして作成した表紙を立体的に変換するためには、Boxshot Lite-3Dを使うのが便利です。
無料レポートの表紙画像が簡単に作れるデザインツールCanvaの使い方
「無料レポートは中身で勝負」とばかりに、タイトルや表紙を適当なものにしていませんか? 普通の書籍でも、タイトルと表紙を変えただけで、売上が劇的に改善するくらいですから、無料レポートも気合を入れたものに ...
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無料レポートの表紙作成には、CanvaとBoxshot Lite-3Dで十分ですが、「自分には作れそうにない」「もっと凝ったものを作りたい」という場合には、ココナラなどでプロに依頼して作ってもらうのも有りです。
ココナラで素材制作を依頼する方法
ココナラは、『知識・スキル・経験を売り買いできるフリーマーケット』という触れ込みで展開しているクラウドサービスです。 プロ・アマを問わず、たくさんのクリエイターがココナラに登録していますので、自分では ...
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リンク測定
無料レポート内に動画や音声、特定のWEBサイトのリンクを貼り付ける場合には、URLクリック数の解析ができるWordPressプラグインのPretty Linkで作成した短縮URLを貼り付けると、ユーザーの動向が分かるので便利です。
Pretty Link-短縮URL&クリック解析で使えるWordPressプラグイン
短縮URLをWordPress生成・管理できるのが、プラグインのPretty Linkです。 短縮URLの生成は、以前はGoogle URL Shortenerのようなサービスを使う手もありましたが、 ...
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無料レポートを書く上での注意点
見栄えは後回し、とにかく書く
他の人の無料レポートをダウンロードしてみてみると、見た目にこだわった表紙やデザインに目が奪われるかもしれません。
無料レポートは、デザインなども重要な要素ではありますが、あくまでも中身が充実していることが重要です。
先にデザインに着手するのではなく、内容を書くことから始めましょう。
内容を書く際には、Wordではなく、文字だけを純粋に書けるメモ帳などのエディターで書くほうが効率的です。
Wordファイルで見栄えを整える
無料レポートの内容が一通り書けたら、Wordにコピーして見栄えを整えましょう。
このときに、WEB上にある「無料レポートテンプレート」を使っても良いですし、Word付属のテンプレートを使っても問題ありません。
そしてページ数を稼ごうと、フォントを大きくし過ぎる、行間隔を開けまくると、ユーザーにとって分かりにくく見えるだけなく、良識を疑われることになってしまいますので、程々にするようにしましょう。
まとめ
表紙と内容が完成すれば、いよいよ無料レポートスタンドに登録することになります。
無料レポートスタンドはいくつかありますが、最大手のメルぞうに登録するだけで問題ありません。
その際に、メルぞうにはシルバー会員、プラチナ会員、VIP会員の3つの会員種別がありますが、プラチナ会員として登録することをオススメします。
プラチナ会員の場合、シルバー会員よりは月額会費が高くはなりますが、無料レポートのTOPページや公式メルマガでの紹介など、いろいろなメリットがあるので元を十分取ることができます。