文章を書き慣れていない人にとって、ブログやメルマガの記事を書くのは苦痛でしかありません。
仮に短いフレーズくらいの文章は書けたとしても、それを繋ぎ合わせて理路整然とした文章になっていなければ、ただの残念な駄文になってしまいます。
実はある程度の長い文章は、いくつかの型(パターン)が決まっているため、それをマスターすれば楽に文章を書けるようになります。
そこで今回は、ブログやメルマガ、ランディングページなどで使える、長文を書くための考え方、そして具体的な書き方を、例を交えながらお伝えします。
ロジカルシンキング型
ロジカルシンキングとは論理的思考という意味で、結論(結果)を先に考えて、理由(説明)は後で考えるというものです。
このロジカルシンキングと同じく結論を先、理由を後に述べるようにした文章の展開を、ロジカルシンキング型といいます。
先に理由がダラダラと書いてあり、最後の最後に結論が書いてある文章の場合、読者が飽きて途中で読むのを止めてしまう可能性があります。
理路整然としたスマートな文章を書きたいときに、ロジカルシンキング型の書き方はかなり使えます。
さらに、ロジカルシンキング型を応用すれば、ノウハウを分かりやすく順を追って伝えることもできます。
感動秘話・プロジェクトX型
読者を引き込むような秘話や苦労話を書きたい場合には、プロジェクトX型の文章構成がおすすめです。
プロジェクトX型とは、NHKでかつて放送されていたドキュメンタリー番組「プロジェクトX〜挑戦者たち〜」の番組の構成と同じような文章構成のことです。
『目標(目的)→障害→葛藤→成功』と、視聴者を引き込んで、最後は感動のフィナーレで終わる、という流れを覚えている人もいるのではないでしょうか?
起業家が、自分の商品・サービスを作るまでの過程を淡々と紹介するよりも、苦労話風に紹介するほうが、人間味あふれた感じになりますし、読む人の記憶に残ります。
例え話・事例提示型
ライティングをする際に、「小学校4年生の子どもでも理解できるレベルまで、噛み砕いた書くことが重要」と言われることがあります。
これは難しい言い回しを避け、分かりやすく丁寧な文章を書くことが重要だという意味の例えですが、さらにたとえ話を上手く文章に取り入れることで、より分かりやすい文章にすることができます。
イマジネーション刺激型
何かのノウハウや方法を伝える文章を書く場合、読者の想像力を味方につけることで、最後までスムーズに文章を読み進めてももらうことができます。
そのために使うのがポジティブな質問、そしてネガティブは質問です。
イマジネーション刺激型の文章を取り入れる場合、注意していただきたいのが文章の流れです。
先にネガティブな質問ばかり羅列すると、読者のテンションはどんどん下がっていき、最終的に読むのを止めてしまいます。
そのためにネガティブな質問をした後に、流れをポジティブに転換する質問をしましょう。
ノウハウや方法を書いた文章の目的は、読者に何らかの行動をしてもらうことですので、最後は読者をポジティブにする文章で終えるようにしましょう。
まとめ
「長文を書かなきゃ、、、」意識すればするほど、アイデア出ず、書く気力も失せてくるものですが、型に当てはめることを意識すると、意外にもすいすいと筆が進むものです。
どの型も即使えるものばかりですので、ぜひライティングに取り入れるようにしましょう!