夢や理想をあれこれ考えてみる、、これって楽しいですよね。
ただ、やりたいことが余りに多すぎると、頭の中に入り切らずに、やりたかったことを忘れてしまうかもしれません。
そこで今回は、頭の中の整理整頓ができる、マインドマップの活用方法についてお伝えします。
マインドマップとは
マインドマップとは、簡単に言えば、思考を可視化するツールのことです。
マインドマップはトニー・ブザン(Tony Buzan)が提唱した思考・発想法の一つ。頭の中で起こっていることを目に見えるようにした思考ツールのこと。
Wikipediaより抜粋
紙とペンだけ用意すれば良いというシンプルさ、さらに絵を描くような手軽さ、ビジネスシーンはもとより教育現場でも使われる幅広さが、世界的な支持を集めています。
無料で使えるマインドマップツール マインドマイスターの登録と使い方
マインドマップは、頭の中で考えていることを、目に見えるようにした思考ツールのことで、紙とペンを使って絵を描くような感じで表現します。 このマインドマップを、紙やペンを用意することなく、パソコンで使える ...
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マインドマップで頭の中のやりたいことを整理
マインドマップの手法を使えば、頭の中にあるものをアウトプットして可視化することができるため、全体的な自分の夢や理想の傾向を掴んだり、本当にやりたいことを目標設定に落とし込む前の整理にと、いろいろな用途で活用することができます。
それでは、どのようにしてマインドマップを使うかと順を追って説明します。
前準備
準備するもの
紙
紙は大きければ大きいものがベター!小さな紙の場合、描くスペースが狭まるため、大量のアウトプットができません。
そのため、A4以上の大きさの白紙を用意しましょう。
ペン
マインドマップはあらゆる思考をアウトプットしますので、カラフルなペンで色分けをするほうがベターです。
ちなみに私がマインドマップを学んだセミナーでは、紙はスケッチブック、ペンは12色のものが支給されました。
前もって夢や理想を書き出しておく
いきなりマインドマップを描き始めてもよいのですが、始めてマインドマップを描く場合には、まず自分のやりたいこと、実現したいことを簡単で良いので、紙に箇条書きしておきましょう。
その際に注意していただきたいのが、箇条書きをする際に
・実現できること(実現できる可能性が高い・行動すれば可能・リソースが整えば可能)
・実現できないこと
この2つに分けていただくことです。
特に、実際に夢や理想を実現させたい、目標設定や行動計画に落とし込む前提でマインドマップを使いたいという場合は、実現できる・実現できないと明確に分けておくほうが、あとの整理が楽になります。
マインドマップの描き方
真ん中に自分の姿を描く
紙の真ん中に、夢や理想を考えている、思考の元である「自分」の姿を描きましょう。
似顔絵のように凝ったものでなくても、簡易的な人間の姿であればOKです。
やりたいことを自分の姿の周りに描き込む
例えば「起業」「副業」「家の購入」のようなやりたいこと、成し遂げたいことを、自分の姿の周りに書いていき、真ん中の自分の姿と線で結びます。
細かいことは枝葉を伸ばす要領で描いていく
例えば「起業」を実現するために必要な、「ブログ構築」「ビジネスモデル構築」のようなことを、枝葉を伸ばす要領で描き加えていきます。
マインドマップを描くときのポイント
やりたいことは名詞で書く
マインドマップはあくまでも、芋づる式にアイデアを湧き出すような感じで、頭の中にあるものをアウトプットするための手法です。
頭の中に「起業したい」というやりたいことがあるとして、そこに「起業する」「年1000万円稼ぐ」「ブログを毎日3記事書く」などの行動にフォーカスしたことばかりを書いていくと、せっかくのアウトプットが滞ってしまう可能性があります。
マインドマップで重要なことは、次々に思考を導き出すためのカギになる「キーワード」を書いていくことですので、「起業」「年1000万円の収入」「ブログ公開」のような名詞を書くだけに留めましょう。
定規は使わない
マインドマップは柔軟な思考を反映したものですので、画一的な直線を描く必要はありません。
自由にフリーハンドで線を描けばOKです。
マインドマップを描いたあとは目標設定に役立てる
作成したマインドマップを机の前に貼り付けても、そこまでモチベーションを上げることはできません。
ぜひマインドマップを元にして、実現のための目標設定作りを行いましょう。
目標はSMARTゴールに沿ったものを設定すると、実現できる可能性が高くなるのでおススメです。
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マインドマップで日常のタスク管理をする
マインドマップは毎月、毎週のような中期的な行動計画を整理するのに活用することもできます。
特に、仕事でやることがたくさんある、もしくは次々に新たなタスクに追われているような人は、ぜひ月末や週末に翌月、翌週のタスクをマインドマップで整理しておくと、TODO管理が楽になります。
その際に、マインドマップと共に活用していただきたいのが、GTD(Getting Things Done)です。
GTDとは、個人用のワークフローを管理する手法の1つで、頭の中にあるものをすべてアウトプット(=一旦忘れる・手放す)することで、思い出す時間ための時間を減らせる効果、そして余計なストレスから解放される効果もあります。
「ナレッジワーカー(知識労働者ないし頭脳労働)の仕事術」と呼ばれ、「次に何をやるか」という予定やスケジュールの管理、作業する上でのモチベーションを損なわないための体制作りなどが含まれる。
心理的な負担を減らすことを主眼とし、簡単な5つのステップを実行することによって成し遂げたいことを現実にするメソッドである。
基本はなすべき仕事のリストを何かに記録しておくことで、頭の中からなすべき仕事のことを追い出すものである。これで頭の中はすべき仕事全部を覚えなくてもよくなりすっきりとし、リストに基づき実際の仕事をこなすことに集中できる。
Wikipediaより抜粋
GTDの実践方法
①収集
タスクの他に、やりたいこと、やろうと思っていること、気になっていることなど、行動に結びつくことを、紙に書き出します。
②処理
紙に書き出たものを、「いつかやる」「連絡待ち」「次にやる」「やらない(=ゴミ箱)などのように、分類していきます。
③整理
②で分類したものを、手帳などの持ち歩くものに転記し、実行します。
④レビュー
③で転記したものを見直して、実行できなかったものを残すべきか、ゴミ箱に入れるべきなど検証をします。
マインドマップは、GTDの①収集の際に活用することができます。
まとめ
マインドマップは紙とペンを使って思考を整理できる、やることが多い現代人には打ってつけのツールです。
常に紙やペンを持ち歩いて、好きなときにマインドマップを描き加える、見直すなどもできますが、アプリケーションで動作するマインドマップツールを使えば、パソコンやスマートフォンで管理をすることができます。
マインドマップは覚えるのも簡単ですので、ぜひ夢や理想、やりたいことの整理整頓に、目標設定の前準備に活用しましょう!