マインドセット

新しい世界観を設定して成功する方法

人はそれぞれ、「この世界はこういうものだ、人の生き方や人生とはこうだ」という世界観(ビジョン)を持っています。

どんな世界観を持つかは、まったくもって各人の自由なのですが、夢や理想のような壮大ものではなく、「ビジネスで年収1,000万円を稼ぎたい」というような具体的な成功を考えているのであれば、いまのままの世界観のままで本当に良いのか考える必要があります。

世界観とあなたの現状

『いまの状況が幸福か不幸かに関わらず、過去にあなたが思い描いた通りの人生を歩んでいる』

このように言われたら、あなたはどう反応しますか?

「いや、私はサラリーマンになりたかったのではなく、パイロットになりたかったよ!」
「いえいえ、私は平凡な主婦ではなく、世界的に活躍するファッションデザイナーになりたかったです!」

このように否定するかもしれませんし、

「100%ではないが、そこそこ思い描いた通りの人生になっているかも、、」

しぶしぶ事実を認めるかもしれません。

否定しようが、肯定しようが、思い描いた通りの人生になるかどうかは、どんな世界観を持っているかに関係しています。

世界観と自己実現欲求の関係

アブハム・マズローは、人間性心理学を提唱したアメリカの心理学者で、有名な『マズローの欲求5段階説』で知られていますよね。

マズローの欲求5段階説

第一階層「生理的欲求」

生きていくために必要な人間本来の本能的欲求。
最低限の衣・食・住を満たしたいという欲求

第二階層「安全欲求」

安心・安定的な暮らしがしたい欲求。
健康に過ごしたい、快適な環境(住居・衣服)が欲しいという欲求。

第三階層「社会的欲求」

帰属欲求とも言われ、友人が欲しい、何らかの集団に属したいという欲求
社会的な不安・完全な孤独を味わいたくないという欲求

第四階層「承認欲求」

他の人から認められたい、尊敬されたいという欲求

第五階層「自己実現欲求」

自分の能力を活かして、何かを作り出したり、社会に貢献したりしたいという欲求

実は『マズローの欲求5段階説』の中の、第四階層「承認欲求」、そして第五階層「自己実現欲求」が、各人が持つ世界観と強くリンクしているのです。

第一階層から第三階層までは外的に満たされたいというごく自然な欲求ですが、第四階層移行はより内的な欲求に変わります。

例えば、サラリーマンとしての人生を送るのは、第一階層から第三階層までは外的な欲求を満たすための原資になる収入を得るため、そして第四階層では仕事で評価されることで「やりがい」を感じたいためです。

さらに高みを目指す人が、第五階層である自己実現のために夢や理想を世界観とリンクして思い描き、叶えたいと考えます。

世界観を再定義する

夢や理想、設定した目標が実現しない根底にある原因、それが世界観のズレのせいです。

一生懸命、目標設定して行動計画を立てたとしても、思うように行動できないと悩んでいる人は、

「成功できる人間の数は限られている」
「平凡な人生を送るほうが、幸せになれる」
「お金持ちになると、人間関係のトラブルになる」

などなど、真実かどうかも定かではない世界感に縛れています。

せっかく高みを目指そうとしているのに、高みに行くと不幸になると信じていては、行動しないのも納得ですよね。

そのためにやっていただきたいのが、世界観のズレを修正するのに使えるのが、人間のニーズ(シックス・ヒューマン・ニーズ)です。

世界観のズレを直す

人間のニーズは、安定・変化・自己重要感・成長・貢献・愛つながりの6つで構成されるもので、各人の性格や価値観、そして世界観の根底にあるものです。

人間のニーズ(シックス・ヒューマン・ニーズ)

安定(安定感)

安定した生活を送りたい

変化(不安定感)

変化に富んだ、ワクワクできる生活を送りたい

自己重要感

自分のことを認めて欲しい、評価されたい、人を導きたい

成長

自己成長し続けたい、学び続けたい

貢献

人を助けたい、社会の役に立ちたい

愛・つながり

人とつながりたい、愛されたい

例えば、

「年収300万円の平凡なサラリーマンでは満足でない。年収1000万円稼げる起業家になりたい」

と考えているAさんがいるとします。

年収1000万円を稼げれば、金欠気味の生活から自由にお金を使えるスタイルにシフトできるので、生活が安定しますし、周りからスゴイ人だと尊敬の目で見られることでしょう。

そんなAさんの世界観の根底にある人間のニーズは、

・安定(安心感)
・自己重要感

この2つです。

果たしてAさんは、理想を実現できるのでしょうか?

答えは、、、NOです。

理想を実現するためには、

・安定(安心感)=現状維持したい

を捨てて

・変化(不安定感)=行動する

を選択する必要があります。

そもそも、安定を優先・重視している人は、自分の世界観によって得られた現状を甘んじて受け入れています。

そんな現状に変化(不安定感)が入ってくると、生活スタイルが乱されて自由が奪われる、さらに安定した基盤が崩されてしまわないかと不安に思ってしまいます。

つまりAさんの心の奥底では

「行動しないと年収1000万円は稼げないけど、現状のまあまあ快適な現状が失われるには困る」

このように考えているのです。

本当に望む理想を実現するためには、「安定はむしろ危険」「真の安定とは、変化して行動し続けること」という世界観を持つことが重要です。

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まとめ

世界観は自分の理想、思考、思い込み、経験などが入り交じったものですが、何が正しくて、何が間違いかという概念で語れないため、一生同じ世界観を持ったままの人もいます。

どんな世界観を持つかは自由なのですが、望むような人生を送れていないのであれば、変えなければならないのではないでしょうか?

まずは安定志向の世界観から、変化・行動する世界観へシフトすること、そして行動することをコミットことで、必ず成功することができます。

ぜひ、この機会に自分の世界観について、チェックをしてみてください。


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