ブログのコンセプトやターゲティング、そして記事のタイトルやキーワードが決まれば、いよいよライティングに入ります。
ただその前に、記事のフォーマットを決めておくことをオススメします。
フォーマットを一度決めてしまえば、書き手としては書きやすくなるうえに、読者にもまとまっていて読みやすい印象を与えることができます。
そこで今回は、ブログ記事のフォーマットを決めるうえでのポイントをお伝えします。
全体の構成は3つで
ブログ記事を構成するのは
・序文(リード)パート
・本編パート
・まとめパート
この3つになり、本編パートの中がさらに複数パート(章)に分かれる構成になります。
本編内のパートも基本的には「序文・本編・まとめ」になるように構成します。
序文(リード)パートの書き方
記事が何について書かれているのかを、読者に分かりやすく説明するのが序文(リード)パートの役割になります。
そもそも、読者は記事のタイトルを見てブログにアクセスし、最初に序文(リード)を目にすることになります。
読者が記事を読み進めるかどうかは、序文(リード)をどのように書くかにかかっていますので、アクセスしてきた読者が抱えているであろう、悩みや問題への同意、解決方法が本文に書いてあることを示唆するなど、工夫をしましょう。
序文の例文
「ニキビや切り傷、かぶれ等の炎症後に起こる色素沈着にお悩みの方は多いのではないでしょうか?
治療ために病院に頼るという手段ももちろんありますが、正しいスキンケア、規則正しい生活、食生活の3つを徹底することで、徐々に改善できる可能性があるのです!
そこで今回は色素沈着を作らない、そして出来てしまった色素沈着に効果的な対処法をご紹介いたします!
といった感じで、読者の悩みへの共感、解決方法が書いてあることを示唆するように書くと、読者に読まれる内容になります。
肝心の序文(リード)の書き出しには
・疑問文型
・質問文型
・呼びかけ型
・セリフ型
・エピソード型
・誇張型
などのパターンがありますので、どれを使うかを記事のテーマに応じて選ぶと良いです。
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本編パートの書き方
本編はブログのメインの部分であり、文字数が一番多くなる部分ですので、複数のパート(章)で分けてあげるのが基本になります。
まずは本編パートのイマイチな例文をご覧ください。
本編の例文(NGなパターン)
■例 自分では気をつけていても、実はけっこう浴びている紫外線。ニキビ等の炎症があると色素沈着のもとになります。
なので紫外線を完璧にブロックすることがとっても大切です。
ですので、UVカット仕様のサングラス、ツバのある帽子、日傘を使うのもありです。
他には、車や家の窓にUVカットフィルムをはったり、洗濯物を干すときもUVケアを忘れないことが大切です。
なぜかというと季節問わず曇りや雨の日も実は紫外線は多いからです。
何より一番完璧な紫外線ブロック方法は、SPF値の高すぎない日焼け止めを塗ることです。
塗るタイミングは3~4時間に1度で大丈夫です。
あとは紫外線が最も強い10時~14時は外出しないことも大切です、なぜかというと、特に天気が良いとアスファルトや建物の照り返しが強く、目から入った紫外線が入って来て、メラニン生成を活性化するためです。
だから紫外線には注意したほうが良いのです。
いかがでしょうか?
・「素人っぽい感じ」
・「雑な感じ」
・「何が言いたいのかよくわからない」
・「ごちゃごちゃいろいろなことが書かれていて読みづらい」
このような印象を受けないでしょうか? 頭の中にある情報を、そのまま自分なりの言葉で書い連ねてしまうと、このようなごちゃごちゃした雑多な文章になってしまいます。
一方で同じことを、分かりやすくまとめて書くと以下のようになります。
本編の例文(OKなパターン)
紫外線対策は万全でしょうか?
自分では気をつけていても、実はけっこう浴びている紫外線、ニキビ等の炎症があると色素沈着のもとになるため、紫外線を完璧にブロックすることが大切です。
そこで紫外線対策を徹底するためにできることをご紹介します。
<今一度見直そう!紫外線対策のポイント>
・UVカット仕様のサングラス、ツバのある帽子、日傘を使う
・車や家の窓にUVカットフィルムをはる ・洗濯物を干す際もUVケアを忘れない
・季節問わず曇りや雨の日もUVケアを怠らない
・SPF値の高すぎない日焼け止め製品を選び、3~4時間に1度きれいに塗り直す1日の中でも、紫外線が最も強い10時~14時は、できるだけ外出を控えることをお薦めします。
また意外と盲点なのが、目から入る紫外線です。
特に天気が良いとアスファルトや建物の照り返しが強く、目から入った紫外線がメラニン生成を活性化しますので、十分な注意を払いましょう!
こちらの文章は、先に挙げたものと同じ内容が書かれているのですが、理路整然とポイントを押さえて書かれているため、読みやすいと感じないでしょうか?
ブログ記事で重要なことは、「一にも二にも読みやすく書く」ことです。
そうすることで、例え内容が少し薄かったとしても、ブログ自体やブログの書き手に対する信頼度が上がり、読者の再訪問へ繫げることができます。
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まとめパートの書き方
本編の内容をまとめ形、あるいは本編に書ききれなかった内容を書くのが、まとめパートになります。
長々と書き連ねるのではなく、シンプルかつ簡潔に書くのがポイントです。
まとめの例
「紫外線は、夏の間だけ気にしていれば良い」と思っていた方は、今回の内容を読んでいただければ、それが間違っていたことがお分かりになられたのではないでしょうか?
紫外線対策は、季節を問わず行うことが必須ですので、紹介したグッズなどを使って万全の対策をするようにしましょう。
まとめ
ブログ初心者の人に多いのが、スタートから半年〜1年くらいは記事のフォーマットが定まらずバラバラで、書き慣れてきてようやく自分なりのフォーマットを確立するというパターンです。
この場合、過去に書いた記事のフォーマットが統一されていないので書き直すか、放置するかのいずれかになってしまいます。
せっかくブログをスタートするのであれば、最初から質と量が揃っているものを読者に提供するほうが良いと思われないでしょうか?
ぜひブログ記事のフォーマットは、ブログを公開する前に決めておくことをオススメします!