多くの人は人生において何かしらの目標設定をします。例えばサッカーであれば「もっとうまくなりたいなあ」「プロサッカー選手なりたいな」このような目標設定であれば、小さな子供でもできますよね?
子供であれば、これはこれで良いかもしれませんが、大人になってからも同じように 「お金が稼げたらいいなあ」「起業できたらいいなあ」 これを目標設定ととらえているようであれば、かなり、、、、危険です。
なぜなら目標設定の本質を知らずに、ただ願いを目標にしているだけでは、いつまで経っても実現しないからなのです!
そこで今回は、目標設定するために決めておかなければならない、5つの要素である、SMARTゴール(スマートゴール)の使い方をご紹介します!<
SMARTゴール(スマートゴール)とは一体何か?
SMARTゴールは、目標設定に必要な要素である、5つの頭文字を並べたものです。
SMARTゴール
・S・・Specific(明確で、具体的か?)
・M・・Measurable(測定可能か?数字化できるか?)
・A・・Achievable(達成可能か?)
・R・・Relevant(価値観に沿ったものか?)
・T・・Time Sensitive(期限が決められているか?)
多くの人が目標というと、「こうなりたい!」という結果と、「いつごろまでに」という何となくの期限しか定めませんが、それだけでは真の目標設定とは言えません。
完璧な目標の立て方、それがS.M.A.R.Tゴール
夢や理想を実現にするために必要なものはたくさんありますが、その中でも目標設定は必須中の必須といえるものです。 ただ、多くの人は正しい目標設定の方法を知らないために、「目標設定はしているのに、思う通りに ...
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何となくの目標をSMARTゴールで検証
SMARTゴールの概念のようなものをお分かりいただけたところで、例として「いつの日にかサラリーマンを辞めて、月100万円稼げる起業家になれたらいいなあ、、、」という感じの方の目標を当てはめてみます。
ぼんやりした目標っぽいものを無理やりSMARTゴールに当てはめた例
S・・Specific(明確で、具体的か?)
「起業できたらいいなあ」という目標の中に、そもそも「どんなビジネスで」というものがないため、具体性に欠けています。
M・・Measurable(測定可能か?数字化できるか?)
「100万円稼げる起業家」ということで、金額が明示されているのは良いのですが、100万円が売上なのか収益なのか、イマイチ明確ではありません。
A・・Achievable(達成可能か?)
起業するなら経験、資格など、何かしらか起業できると思うものスキルやノウハウがなければ、そもそも起業してやっていけるだけの自信が持ていません。
R・・Relevant(価値観に沿ったものか?)
起業家とは自分の力で法や秩序を侵さない範囲内で、どんなことでもやって自活していく人のことです。
人は自分の価値観に沿っていない行動は、仮に生きていくために必要であったとしてもしないものですから、果たしてリスクを背負って起業することが価値観に合っているかを「起業家になれたらいいなあ」という言葉からは伺い知ることはできません。
T・・Time Sensitive(期限が決められているか?)
「いつまでに何をするか」という時間軸が決められていません。
やはり「起業家になれたらいいなあ、、、」というのは「ただの思いつき」であって、これを目標だと言うのは無理があるということが、お分かりいただけたのではないでしょうか。
SMARTゴールを使った正しい目標設定のやり方
それでは例に挙げた「起業家になれたらいいなあ」という「思いつき」を、達成できる目標に昇華させた具体的な例をご紹介します。
正しいSMARTゴールの設定例(コンサルビジネス起業する方の場合)
S・・Specific(明確で、具体的か?)
単純に「コンサルティングビジネスで起業します」というくらいではNGです!
「どんな人に向けて?」「どんな内容で」「価格は?」などのレベルまでの落とし込み、明確化することが大切です。
M・・Measurable(測定可能か?数字化できるか?)
売上目標や報酬目標を、具体的な数字でイメージすることが大切です。
A・・Achievable(達成可能か?)
起業するからには、経験やスキル、ノウハウが必要!すでに同業ビジネス経験があるのであれば、すぐに起業可能かもしれませんが、経験がないのであればスキルやノウハウを学ぶ必要があります。
お金や時間をかけてスキルやノウハウ学ぶことができ、かつ経験がなくても起業できるネットビジネスのようなものであれば、十分達成可能と言ってOKです。
R・・Relevant(価値観に沿ったものか?)
自分の価値観に合っていれば、ビジネスに対して喜びを感じるものです。
ただし、人によっては「崇高すぎて自分には敷居が高い、、、」「価値観と言われてもよく分からない」という方も多いはずです。
そのような場合には、価値観に沿った行動の裏にある大義名分を明確にしましょう。
この3つに明確に答えることができれば、価値観に沿っていると言えます。
T・・Time Sensitive(期限が決められているか?)
まとめ
「起業できたらいいなあ」 これを突き詰めると、目標でないことは明白ですよね。
敢えて極端な事例に当てはめてみましたが、目標を一つ設定するにも、考えないといけないことがあるのです。
SMARTゴールは、目標設定で最低限考えないといけないことを、シンプルな5つにまとめたものですが、何かのアクションを起こす前にSMARTゴール設定していると、後でブレることがなくなりますので、ぜひ設定するようにしましょう!