新しいことを始めようとする場合、行動を継続させられるかが、成功のカギを握っていますよね。 資格取得、副業や起業準備、健康維持のための運動まで、行動自体を習慣化することができれば、無意識で淡々とこなすことができるようになります。
そこで今回は、やりたいことを自動化できる習慣化のコツについてお伝えします。
自分に当てはまるタイプを把握する
「敵を知り己を知れば百戦危うからず」という諺にもあるように、自分のことをまず意識して知っておくことが、後の習慣化に挑む近道になります。 エニアグラムは、性格、価値観や世界観、行動スタイルなどによって9つのタイプに分けた性格診断方法で、自分を客観視するのに活用することができます。
あなたはどのタイプに当てはまるのかを、まずはチェックしましょう。
9タイプのエニアグラム
①改革する人
自らの信念を持ち、その実現を強く望んでいる。
完璧主義者でハードワークもいとわないが、柔軟性にはかける。
②助ける人
人との関係性を重視して物事を判断、行動する傾向がある。
一方でおせっかい過ぎる、人からの助けを拒む傾向頑固な一面もある。
③達成する人
目標設定と達成を重視して、自分を常に鼓舞しているが、見栄っ張り。
自分の悩みをさらけだせず、気に食わない人には攻撃的になりがち。
④個性を求める人
自分の世界観を重視し、創造的なことを好む。
自分の価値観に合わない人、ものを忌み嫌う、時と場合で気分にムラがある。
⑤調べる人
常に先のことを見据えて、準備を怠らない勤勉さを持っている。
学びに貪欲で、知らないことを知りたいと思う熱心さを持つ反面、自分で納得できないことには絶対同意しない頑固さも持っている。
⑥信頼を求める人
周りの信頼を得ることを重視している、安全志向。
石橋を叩いて渡る慎重さが仇になり、優柔不断になりがち。
⑦熱中する人
変化と自由の末に喜びを見出すことを重視している。
やりたいことが有りすぎて、計画はできるが、行動しても中途半端で放置する傾向がある。
⑧挑戦する人
強い意志を持ち、人の上に立って導く人。
性格が仇になり独断専行や従わない者を排除する傾向がある。
⑨平和を好む人
平和や平穏、快適であることを重視している。
一方、現状維持で変化を極端に嫌うため、新たな行動をしたがらない傾向がある。
何となく、当てはまるタイプがあったのではないでしょうか?
自己分析がしっかりできていると、対人コミュニケーションに良い影響を与えることができるので、ぜひもっと知りたい人というは、エニアグラムを探求してみてください。
タイプ別習慣化のアプローチ
自分のことを分かったのであれば、次は習慣化をどのように進めるかです。
エニアグラムの9タイプ別の目標設定と習慣化のコツ
①改革する人
自らやるべきこと、目標を設定して行動することができますが、根を詰め過ぎて疲れてしまうと、行動が止まる傾向があります。
無理がある目標を設定してもやらず仕舞いでは意味がないため、柔軟性のある目標設定をすると、淡々と行動を習慣化できるようになります・
②助ける人
自分のことより他人のことが気になる性格のため、「お金を稼ぐぞ!そのために行動するぞ!」のような自分のためだけの目標を設定するのは苦手です。
「これをやると誰かのためになる・貢献できる」と思える目標設定をすること、行動開始までに人に頼らなくてもよいレベルまで万全の準備ができれば、行動の習慣化は容易です。
③達成する人
目標達成も完璧、習慣化もできているので、そのままでOKです。
④個性を求める人
目標設定は自画自賛ではなく、誰からも素晴らしいと賞賛されるものにしないと、途中でやる気を喪失する可能性があります。
さらに、時と場合で気分にムラがあるのが短所のため、やることに集中できる環境を作る(探す)ことを初めにやってから、行動を始めると習慣化ができるようになります。
⑤調べる人
完璧主義な面、勤勉な面など、目標達成のために行動できる素質が十分なのですが、肝心の目標設定に時間をかけ過ぎてしまい、納得できる目標設定ができないと行動しない傾向があります。
SMARTゴールに沿った目標設定をすれば、完璧で達成可能なものができるので、それに沿って行動すれば習慣化は自然にできてしまいます。
⑥信頼を求める人
信頼を求める人は、他人に依存しがちなため、周囲のサポートや応援がないと上手く事を運ぶことができません。
従って目標設定も、目標達成のための行動も、周りの人を上手く巻き込んで、助けてもらう環境作りを先に行うのが良いです。
環境が整えば、少しずつでも行動できるので、習慣化も自然にできるようになります。
⑦熱中する人
目標設定は問題なくでき、行動もできるのですが、飽きっぽく移り気な性格のせいで、途中で興味を失うとスパッと行動をやめてしまう傾向があります。
そのため熱意を簡単に失わないような、完璧な目標設定をすれば、淡々と行動をしていくことは可能です
⑧挑戦する人
一度自分で決めたことを覆すことを嫌う性格のため、自分で納得できる目標設定ができれば、最後までこなすことは容易です。
⑨平和を好む人
現状維持で変化を極端に嫌う性格のため、新たな目標設定をしたがりません。
現状の安定に疑い、危機感を持つことができれば、行動しなければならないという意識が芽生えます。 行動もやったりやらなかったりと、一進一退を繰り返しがち ですが、常に危機感を意識することで少しずつですが進むようになります。
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習慣ができたら自分にご褒美をあげる
目標設定はどちらかといえば、6ヶ月、1年のような中長期で達成したもののため、1日・1週間のような短い期間で成果を実感できないものです。
それでは行動すること自体のモチベーションを維持することが難しくなり、習慣化も上手く行きません。
そこで、やるべき行動を1週間単位で区切って、実感できる成果を設定できるようにしてみましょう。
例えは、アフィリエイトで稼ぐことを目標に掲げているのであれば、「1週間でブログを○ページ新規作成する」、ダイエットのための運動であれば、「○キロ痩せた」でも良いですし、「○キロ走った」なども良いでしょう。 そしてある一定の成果が出たら、自分にご褒美をあげましょう。
何かを買うでも、どこかに行くでも、自分がうれしいと思えるもので構いません。
まとめ
習慣化とは無意識に淡々とできるようになることです。
やる気があっても行動できないのであれば、そこには「やりたくない」という意識があるからの他になりません。
目標達成することをコミットし、後戻りできる退路を断って、やらなければならないという決断ができれば、人によっては時間がかかるかもしれませんが、習慣化は自然とできるようになります。
まずは今回の内容を参考にして、しっかりと目標設定をして、コツコツと地道に行動していきましょう!