自分の起業家タイプを知る

「アリとキリギリス」から学ぶ!起業に向いている人向いていない人

「アリとキリギリス」から学ぶ!起業に向いている人向いていない人

 

『地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」』で知られる細谷功さんがネット上で、『アリ型よりキリギリス型が成功する時代』 というコラムを書いています。

アリとキリギリスが登場する話と言えば、イソップ物語のアリとキリギリスです。

・冬に備えて夏の間にコツコツと食料を貯めるアリ
・貯めることをせずにそのときそのときで食べてしまうキリギリス

最後にどちらが生き残るのか、、、どれもが結果を知っている話ですよね。

細谷さんはこの物語からビジネスにおける傾向として

・「ストック」を重視するアリ
・「フロー」を重視するキリギリス

アリとキリギリスをこう定義しているんです。

それではビジネスを展開する起業家としては、アリとキリギリスのどちらのタイプが大成するのでしょうか?

今回はアリ型とキリギリス型の起業家の特徴と合わせて、起業で成功する方法をご紹介します!、

「アリとキリギリス」から学ぶ!起業に向いている人向いていない人

1 アリ型の起業家の特徴

「ストック」を重視するアリ型タイプの起業家は、スキル・ノウハウ・経験を貪欲に貯め込むタイプです。

学ぶことに愚直で真面目、そしてストイックに物事を考えている、完璧主義者です。

起業という言わば雇われサラリーマンとは違う、未知の世界に起業家として飛び込むわけですから、完璧な準備は必要不可欠です。

ただ、人に頼らず何でも自分でやってみないと気が済まない気質があるため、困難ないばらの道を敢えて歩く傾向があります。

2 キリギリス型の起業家の特徴

「フロー」を重視するキリギリス型タイプの起業家は、時と場合に応じて必要にして十分なスキル・ノウハウ・経験の蓄積だけにとどめるタイプです。

自分の才覚、限界をよくわかっているため、自分で吸収できないスキル・ノウハウは、すでに持ち合わせている人に教えを乞う、または協力してもらうべく動きます。

例えば、起業準備の段階であれば、大まかなビジネスプランは自分で考えて、細かいビジネスモデル構築は他人の力を借りて仕上げます。

さらに、ブランディング、ターゲティング、マーケティング、ホームページ作成など、1人でカバーしきれない部分も、専門家あるいはコンサルタントに任せるわけです。

3 アリ型とキリギリス型のどちらの起業家が成功するのか

アリ型タイプの起業家は完璧主義者であるため、実際に起業するまでにおそらく長い年月を要することになるでしょう。

そして起業してからは、自分の目の届く規模のビジネスを展開しようとするため、報酬レベルで言えばサラリーマン時代と大差ないか、下回る可能性もあります。

一方、キリギリス型の起業家は、実際に起業するまでには、3か月~1年もかからないことでしょう。

そして起業してからは、仕事や権限の委譲を行えるため、規模の大きなビジネスを展開できます。報酬レベルで言えばサラリーマン時代以上も得ていくことができるでしょう。

どちらも起業という面では向いているとは言えますが、何をもって成功とするかは人によりますが、大成するのはキリギリス型と言えるのではないでしょうか。

さて、『「アリとキリギリス」から学ぶ!起業に向いている人向いていない人』はいかがでしたか?

そもそも起業準備は時間がかかる上に、やらないといけないことも多岐にわたります。

本業を抱えている状況で起業準備をするのは至難の業、途中で諦めている人も少なくありません。

ただ、他人のリソースを利用すれば、起業準備は随分と楽になり、時間もそうかかりません。

今回の内容と読んで、あなたがアリ型タイプだと思われたのであれば、もっと物事を柔軟に効率的に考えて、何でも自分で抱え込まず、他人のリソースを利用することを考えるようにすると良いですよ!