ビジネス起業準備

【注意】個人開業リスクが高い3つの業種とリスクが低い3つの業種

どんなビジネスであっても起業リスクは多少なりともあるもの!ただし、同じリスクであっても、できるだけ低リスクなほうが良いですよね。

そこで今回は、個人で起業する場合において、リスクが高いので気をつけたほうが良い業種、そしてリスクを最小限にできる起業についても併せてお伝えします。

ぼんやりと起業について考えているだけで、どんなビジネスをするか決まっていない人は、ぜひ参考にしてください。

飲食業

人間の3大欲求である食欲、睡眠欲、排泄欲はご存知ですよね。

それぞれの欲求を満たすためのビジネスは、人間がこの世に存在する限りニーズが有り続けます。

中でも食欲を満たすために食べ物や飲み物を提供する飲食業は、鉄板のビジネスです。

誰もが一度はレストランなり食堂なりで食事をしたことがあるでしょうし、カフェでコーヒーなりお茶なりを飲んだことがあるはずです。

そのたえビジネスとしてイメージしやすく、料理が得意だったり、コーヒーに詳しかったり、人をおもてなしするのが好きだとい人にはピッタリの業種です。

ただし、かなりのリスクを確認しておく必要があります。

飲食業のリスク

まとまった開業資金が必要

飲食店の代表格であるラーメン屋さんを開業するためには、最低でも100万円の資金を用意する必要があります。

ただこの100万円は、元々ラーメン屋さんだった店舗を借りることができ、設備投資する必要がない等、良い条件が整っている場合であり、ゼロからいろいろな什器を揃えれば数百万どころから1千万円を超える可能性もあります。

提供する場所や方法の用意が必要

店舗を借りるための資金、店舗ではなく移動販売形式の場合であれば自動車などを用意する必要があります。

従業員・アルバイトなどの人材確保が必要

1人で全てを切り盛りする小規模のお店であれば良いのですが、ある程度の規模でスタートするとなると、人材を確保する必要があります。

食材の仕入れが必要

安くて良いものを仕入れるルートを見つける必要があります。

飲食業はとにかくビジネス事例が豊富で、経営者をサポートするビジネスも揃っているため、資金さえ用意できれば参入障壁は低いです。

一番のネックである、資金も銀行や公庫の融資を利用すれば、まとまった金額を借りることができます。

そして参入しやすいが廃業が多い理由が、お客さんを思うように集められないからに他なりません!

店の切り盛りに精一杯で、集客にパワーを当てられていないと、開店してしばらくすると客足が途絶えるようになります。

そこでチラシを配ったり、お金を払ってフリーペーパーに載せて何とか集客しようとしたものの、結局は赤字続きで廃業、、、なんて事例は枚挙に暇がないほどです。

廃業すれば借金だけが残るだけになってしまい、その後の人生設計に大きな影を残すことになりかねないため、相当のリスクを覚悟して臨む必要があります。

ネットショップ

インターネットがライフライン的な地位を築いている昨今、ネットショップは身近なビジネス形態の一つとなっています。

インターネットという最大の強みが生きるのが、店舗を構える必要がない点です。

売るものさえ確保できれば、アパート住まいの人でもすぐビジネスを始めることができるのですが、気を付けないといけないリスクもあります。

ネットショップのリスク

確かな商品と仕入れ先の確保

売るものの確保をどうするのか、これがネットショップの最大のリスクです。

当然ですが「売れる」商品で、しかも「安く仕入れて高く売れる」商品でなければ、粗利を稼ぐことはできません。

在庫管理

仕入れた商品を、どこに保管するのかもリスクの1つです。

安いからと大量に仕入れてしまい、売れ残った商品を自宅に抱え込む人もいます。

運用の手間

販売のためのWEBサイトの作成や管理の手間、配送の手配など、予め運用体制を考えておかないと、注文があっても上手く回らないリスクがあります。

実は在庫管理と運用の手間は、ネット通販最大手のAmazonが提供しているFBA(フルフィルメント by Amazon)を利用すれば、リスクを大きく減らすことができます。

FBAを使えば、販売のためのWEBサイトはAmazonをそのまま利用できるので注文処理が完全に自動化できます。

商品の保管もAmazonの倉庫にお任せでき、出荷、配送もAmazonに委託された宅配便会社を利用できます。

さらに返品などのクレーム処理もAmazonのカスタマーサポートが代行してくれるなど、至れり尽くせりです。

ただその分手数料をAmazonに払い必要がありますが、運用のために人を雇うよりも安くあがります。

そうなるとリスクはやはり「売れて、粗利が稼げる」商品を確保することです。

自分で商品を開発して販売すれば、莫大な利益をあげられる可能性がありますが、その分資金が必要になります。

お手軽だと数年前からもてはやされている、商品を中国から輸入して販売するビジネスも、まがい物を掴まされるリスクや、商品を使ったユーザーに何かの被害が出たときの補償問題など、注意しておかないといけないリスクが多々あります。

フランチャイズビジネス

知名度の高いブランドや企業のフランチャイズはそれだけで集客力もあり、また本社のサポートも受けられるなどのメリットもあります。

ただ、フランチャイズならではのリスクも確認しておく必要があります。

フランチャイズビジネスのリスク

・初期コストがかかる
・責任を問われる為途中でやめられない
・本部への定期的なコストが発生する

フランチャイズビジネスならではの初期費用として一般的にフランチャイズ加盟料やブランド使用料、研修費が必要となってきます。

また、一度フランチャイズを始めるとブランドのイメージを傷つけないための責任も求められますし、軌道に乗ったその後も売り上げに応じたロイヤルティの発生や、本部サポートを受ける為の指導料等の費用も継続的に必要になってきます。

リスクが低い3つの業種

アフィリエイトに代表されるネットビジネス、自分の経験やスキルを活かしたコンサルビジネス、そしてセミナーや講演を行う講師業は、数万円程度の資金でスタートできる低リスク開業業種です。

必要なことはアフィリエイトであればノウハウ、コンサルビジネスや講師業であればビジネスモデルとコンテンツです。

従業員を雇う必要もありませんし、店舗を構える必要もないので場所のリスクもありませんし、気になる集客ができれば、月100万以上を稼ぐことも夢ではありません。

まとめ

飲食業、ネットショップ、フランチャイズビジネスの3つを今回取り上げた理由、それは書籍やセミナーなどで情報が容易に得られる点、そして成功事例と失敗事例が多いからです。

リスクがある分、大きく売上を伸ばし稼ぐことができる可能性がありますが、そのためにはマニュアル通りに淡々とやるだけではなく、相当の努力と試行錯誤が必要になります。

フランチャイズビジネスが努力と試行錯誤を、家族や知り合いを動員した労力で補えるため、定年退職後に始める方も多くいらっしゃいます。

ぜひ自分がどんなビジネスをやりたいのか、リスクのことも含めてじっくり考えましょう。


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