サラリーマン、起業家、政治家などなど、名刺に必ず書かれているものと言えば肩書きですよね。
おそらく他人から名刺をもらった時に、名前の次に目が行くのが肩書きではないでしょうか?
すごい肩書きなら恐縮し、大したことがない肩書き、あるいか肩書きがないと、自分よりも下に見てしまう、、、なんてこともあるかもしれないですよね。
つまり名刺は、相手に対して自分のビジネスをシンプルに伝えるためのものであると同時に、相手にインパクトを与える武器のような役割をあるのです。
そこで今回はクライアントが遠ざかる、絶対つけてはいけない肩書きの例をお伝えします。。
抽象的でよく分からない肩書き
サラリーマンであれば、会社という組織が与えた肩書を名乗るだけですが、自分でビジネスをしている起業家は肩書を自分で考えなければなりません。
そもそも肩書きは、自分がどんなビジネスしているのかをアピールするために使うもの!
そうであれば、誰にでも分かりやすい肩書きを付けたほうが良いと考えがちです。
ですが、起業したての人は、起業家としてのビジネスの経験がなく、 信頼に値する実績がない場合がほとんどです。
このような人は十中八九、抽象的な肩書きを付けます。
なんとなく、、、「痛い」感じがしてきませんか?
一生懸命ポジティブで目立つ肩書きを考えた結果かもしれませんが、抽象的な肩書きはかえって「素人が無理しているっぽい」感じを相手に与えてしまいます。
何をしているかが判断がつかない肩書き
肩書きには通常、どんなビジネスをしているかを分かるようにしておくべきです。
例えば、
・フリーペーパー集客のスペシャリスト
・女性起業家専門ビジネスプロデューサー
このような肩書きです。
何をしてくれる人なのか、誰がビジネスのターゲットなのかが明確に分かるので、名刺をもらった人も安心して話ができます。
一方で、何をサービスにしているのか、さっぱり分からない肩書きを付ける方がいます。
特に、
・人を前向きにするメンタル系ビジネス
・占いや風水などのビジネス
・社会貢献に関連するビジネス
これらのビジネスを手がけている人は、曖昧でよくわからない肩書きを付ける傾向があります。
例えば、
・笑顔応援コンサルタント
・魔法使い占い人
・環境コーディネーター
こんな感じです。
名刺をもらった人に、「具体的にどんなことをされているのですか?」と必ず聞かれることでしょう。
そこでビジネスの説明がしっかりできるのであれば良いのですが、説明が曖昧だったりすると、せっかくのビジネスチャンスをつぶしてしまいます。
同業他者に埋もれてしまう肩書き
世の中にない仕事をビジネスにしているのであれば、差別化を気にする必要はありません。
ですが、ほぼすべてのビジネスには必ずと言ってもよいほどl競合相手がいるものです。
例えば「〇〇コンサルタント」と名乗る人は、数十人、、、数百人、、、おそらくもっといそうですよね。
・経営コンサルタント
・金融コンサルタント
・教育コンサルタント
「〇〇」の部分を置き換えれば、無限にコンサルタントの肩書きが作れます。
ある意味肩書き作りで悩んだときには「○○コンサルタント」と付ければ良いくらいですが、かなりの確率で同じ肩書きの人が存在する可能性があります。
例えば、
・起業したての「経営コンサルタント」
・この道20年の「経営コンサルタント」
どちらが信頼度が高いか、、、成果を出してくれそうか、、、、実績があるのか、、、、
勝負は、この道20年の老舗経営コンサルタントに軍配が上がりそうですよね。
同業他社に埋もれた肩書きをにしないためにも、差別化できるキーワードを入れて、老舗にはないポイントをアピールしましょう。
例えば
・ITに強い経営コンサルタント
このように新たな武器である「IT」「WEB」のようなキーワードです。
コンサルタント、士業、講師業のような老舗が強い業界は、新参者だからできる要素を肩書きに入れると良いでしょう。
まとめ
最後に、クライアントが遠ざかるビジネス肩書き、クライアントが引き寄せられる肩書きのそれぞれの特徴をまとめます。
奇をてらった肩書きであれば、相手の目を引くことができますが、一歩間違えると「痛い人」になってしまいますので、よく考えて初めての肩書きを考えましょう。
そして肩書きは、ビジネスのステージアップの際に、新しく付け直しましょう。
例えば、税理士を始めたばかりの人が
・アフィリエイター御用達の起業コンサルタント
と付けたとします。
その後、経験を5年くらい積んだのであれば
・起業コンサルタント
とシンプルにして、幅広いクライアントに向けたものにリニューアルしても良いですよ!