普通に考えてみれば、頭が良ければビジネスでも何でも、卒なくこなせてしまい、結果もしっかり出せるはず、、、ですよね。
ですが、中には計算高さで足元を救われてしまったり、今の安定にしがみついて急激な変化に対応できなかったり、、、と長い人生で見ると普通の人より損してしまう人が多いのです。
今回はビジネス起業に絞って、頭の良さで損する人はどういう人なのか、どんな点がマズいのかについてお伝えします。
頭の良さを表すIQは実は2種類ある
IQテストを子どもに受けたことがある、という方も多いのではないでしょうか。
普通は「IQ=知能指数」というふうに考えていますよね。
実はIQは、
この2つに分けることができるのです。
今回のテーマである「頭の良さが災いしてビジネス起業で苦戦してしまう人」というのは、アカデミックIQの高い人のことを指すと考えてください。
アカデミックIQが高い人の特徴
頭が良いのに損してしますというのは、一体どういうことなのか、、、それでは、アカデミックIQが高い人の特徴をまず紹介します。
実はここまでは、頭の良さ、素養の高さを示す、ある意味ではポジティブに働く良い特徴になりなす。
一方、次以降に紹介するものは、ビジネスという面では損をしてしまう可能性が高い、ある意味残念な特徴になります。
本来であれば、アカデミックIQが高い人は、リスクを冒してまでビジネス起業しようとは思わないものです。
ただ不測の事態、急なリストラなどで仕事がなくってしまった場合に、不本意ながらビジネス起業してしまうと、上手くいかないケースが多いのです。
例えば、自分の頭の良さをひけらかしたり、上から目線だったり、過去の栄光を自慢してみたりと、お客様の目線で考えればあり得ないようなことを、アカデミックIQが高い人はやってしまいがちだからなのです。
ビジネスIQが高い人=地頭力が高い人
一方、ビジネスIQは、アカデミックIQのような計算力・記録力のような能力よりも、コミュニケーション力やティーチング・サポート能力、人の意見を柔軟に取り入れて仕事を進める能力など、バランス良く事を進める能力のことをいいます。
ビジネスIQは、残念ながらIQテストのようなもので数値化できるものではないため、学歴のようなパット見で分かる目に見えるものでは測れません。
ただ、要領の良さ、頭の回転の速さといった地頭力の高さやポテンシャルは、接したことがある人なら自然に認識でき、「この人は何か違うな」というような感覚的なものとしてまずは認識でき、後にビジネスの実績などでさらに客観的に認識できるようになります。
残念ながらアカデミックIQは生まれながらに備わった素養ですので、後から伸ばしていくのは難しいですが、幸いにもビジネスIQのほうが、後からも鍛えて伸ばすことができます。