情報発信ビジネスで起業したはいいが、売上がさっぱりな状態が続くと、時間とお金を投資した準備が無駄に思えてきますよね。
個人事業主であれば開業届を出せばビジネススタートと身軽ですが、株式会社を設立してビジネススタートという人は、登記のための費用を払っているため、かなりの投資になります。
中には開業届の提出、株式会社を設立すれば、自然にお客様が集まって来て、売上が上がる、、、こんな感じで考えている人もいますが、現実は甘くありません!
そこで今回は、起業後にきちんと成果を出すための必要な5つの要素についてお伝えします。
ビジネスモデルがずれていないかをチェックする
ビジネス準備の段階では完璧だと考えていた、ビジネスモデルに基いて設定した商品やサービスが売れていないのであれば、なぜ売れないのかをチェックする必要があります。
自分では良いと思える商品・サービスでも、お客様目線で見てみるとライバルに劣っている点が顕になります。
さらにライバルの商品・サービスと差別化できる点にスキがないかもチェックする必要があります。
売れる商品・サービスには、込められた思いや開発秘話、お客様の声など、1つ1つに違いがあります。
「起業したばかりでお客様がいないのに、お客様の声なんて作れません」という人もいるかもしれませんが、その場合には価格設定の割にアフターフォローを厚くするなどで、ライバルとの差別化をしてみましょう。
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ターゲティングやブランディングがずれていないかをチェックする
ビジネス準備段階で想定していたターゲティング、ブランディングが、実際に売上に繋がっているのかをチェックする必要があります。
もし当初の目論見でターゲットとして考えていた層がターゲットではなかったりするのであれば、すぐに軌道修正をする必要があります。
ビジネス準備段階の想定は、「こうであったら良い」という希望的観測、もしくは一部のライバルチェックしかしていないなど、準備不足であった可能性があります。
せっかくの準備が無駄になることになるかもしれませんが、何の対策を取らずに現状維持を続けるほうがリスクになりますので、一度立ち返って検討し直してみましょう。
集客基盤が盤石なのかをチェックする
「ホームページ、ブログを作れば、問い合わせや申し込みがあるはず、、」という甘い目論見でビジネスをスタートしていないでしょうか?
「一昔前に書かれた一部の起業本」に感化されて、ビジネス準備を進めてきた人に多いのが、集客基盤が万弱でなく、機能すらしていないという点です。
2,000年代であれば、ホームページやブログを立ち上げれば、問い合わせや申し込みが容易にあった時代が確かにありました。
ですが、ホームページやブログの数は増え続けている上に、お客様の目も肥えている現在は、「ちょっとした情報発信」くらいでは集客は上手くいきません。
ある程度の予算が集客のために割けるのであれば、GoogleやYahooなどの検索エンジンへのリスティング広告出稿、Facebookへの広告出稿で集客は可能ですが、広告出稿もノウハウが必要です。
さらに広告出稿したはいいが、実際にアクセスされるホームページなりブログなり、ランディングページ(LP)がショボいと、思うように申し込みや問い合わせが増えるはずがありません。
ビジネス準備の段階で用意したホームページやブログ、Twitterなどの集客基盤が、本当に機能しているのか、もう一度チェックしていただき、機能していないのであれば早く対策を打つようにしましょう。
見込み客の獲得を怠らない
「ホームページやブログの更新はしているし、メルマガだって書いています」という、行動をしっかりしているにも関わらず、売上に行動が繋がっていないのであれば、集客の仕掛けが万全なのかをチェックしましょう。
ただ漠然とホームページやブログの更新をしていてもアクセスが増えない、メルマガを書いていても読者からの反応が一切ないのであれば、どこかに問題があります。
発信している情報がズレているかもしれませんし、ブログを更新していると言っても2週間に1回など頻度が低いかもしれません。
さらに見込み客に向けた商品・サービスのアピールの仕方が間違っているのかもしれません。
集客で上手く行っていないという人は、得てして同業他社・ライバルの集客基盤の表面的な部分を真似しているだけで「良し」としている可能性があります。
ホームページ、ブログ、メルマガ、SNSなどを使ったネット集客は、表面だけ真似しても上手く機能するとは限りません。
真の意味での集客の仕掛けを知りたいという場合には、今以上に情報収集量を増やしたり、ネット集客について深く学び直すようにしましょう。
情熱・パッションを取り戻す
『燃え尽き症候群』という言葉をご存知でしょうか?
受験戦争や就職戦線を勝ち抜いた後、疲れて行動ができなくなる状態を表す言葉です。
起業して成果を出すために、行動を継続する必要がありますが、その燃料となるのが感情です。
さらに、感情を分かりやすく表現するのであれば、
「起業して○○○○○○○○を実現したい!」
このような理想を叶えたいと思う情熱です。
常に
『何のためにビジネスして、起業した今、何を実現したいのか?どういう状況がベストなのか』
この情熱を失わないための、質問を自分向けてするようにしましょう。
成果を出すためのノウハウや方法を知っていても、実際に行動しなければ何も実現されない点も、併せて認識するようにしましょう。
まとめ
ビジネスモデル、ターゲティングやブランディング、集客基盤など、売上を上げるための必要な要素は、一度作れば放っておいて良いというものではありません。
常に時代の流れ、人々のニーズや考え方、ライフスタイルの変化など、目を配って置かなければなりません。
集客が上手くいき、ビジネス自体が回るようになると、人を雇ったり・委託したりとして得意ではない分野の業務を任せられるようになり、ビジネスに集中できるようになります。
ただ、それまではある程度オールマイティに自分で業務をこなす必要がありますので、成果を出すまでは気を引き締めて行動するようにしましょう。